写真や仕事のファイルを複数の端末から使いたいけれど、NASは種類が多くて選びにくいと感じていませんか。2ベイNASは、HDDを2台搭載できる家庭・小規模オフィス向けのネットワークストレージです。この記事では、初めて導入しやすいSynology DS223j、余裕のある基本性能を持つDS223、2.5GbEとNVMe拡張を重視するASUSTOR AS5402Tを、用途別に比較します。
先に結論:写真・書類の共有を簡単に始めたいならDS223j、アプリや複数ユーザーの余裕を重視するならDS223、転送速度やSSD拡張まで求めるならAS5402Tが候補です。NAS本体にHDDは付属しない構成が中心なので、対応ドライブを別途用意してください。
この記事が向いている人・向いていない人
- 向いている人:家族や仕事仲間で写真・書類を共有したい人、PCのバックアップ先をまとめたい人、2ベイNASを初めて選ぶ人。
- 向いていない人:外付けドライブ1台だけで十分な人、常時稼働の管理やバックアップ設定をしたくない人、動画編集で大容量データを高速に扱うためのネットワーク環境が整っていない人。
2ベイNASおすすめ3選の比較
| 機種 | 向いている用途 | 主な仕様 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| Synology DS223j | 共有・バックアップを手軽に始める | 2ベイ、1GBメモリ、1GbE | 基本用途を抑えたエントリー向け |
| Synology DS223 | 家庭・小規模チームの標準用途 | 2ベイ、2GBメモリ、1GbE | DS223jよりメモリに余裕 |
| ASUSTOR AS5402T | 高速転送・SSD拡張・メディア用途 | 2ベイ、4GBメモリ、デュアル2.5GbE、M.2×4 | ネットワークとSSD拡張性が高い |
価格と在庫は変動するため、購入時は本体だけかHDD同梱か、国内保証、対応ドライブ一覧を販売ページで確認してください。
家庭の写真・書類共有や定期バックアップを中心に、初めてNASを導入する人向けです。1GbE接続のため、複数端末で高速な大容量編集をする用途には向きません。
販売ページごとの付属品や販売条件も比べる場合は、AmazonでSynology DS223j/Gを確認することもできます。
写真管理や複数ユーザーの共有など、基本機能に少し余裕を持たせたい人に向きます。1GbE接続なので、ネットワーク速度を上げるにはPC・スイッチ・配線も含めた見直しが必要です。
2.5GbEの有線LAN環境やNVMe SSDキャッシュ・ストレージ拡張を活用したい人向けです。高速化には対応するPC、ルーターまたはスイッチ、ケーブルが必要で、本体だけでは転送速度は上がりません。
使い方別に選ぶ
家族の写真・書類共有を始めるならDS223j
DS223jはRealtek RTD1619Bの4コアCPU、1GB DDR4メモリ、2つのSATAドライブベイ、1GbE LANを備えます。Synology Driveでファイルを同期・共有し、Hyper Backupで別の保存先へバックアップする構成が取れます。複雑な仮想環境や多数の同時処理を想定せず、写真・文書・PCの定期保存を中心にする人に合います。仕様はSynology DS223j公式仕様で確認できます。
標準用途で余裕を持たせるならDS223
DS223は2GBメモリを搭載し、2ベイと1GbEを備えるモデルです。DS223jと同じ1GbE環境が基本ですが、メモリ容量に余裕を持たせたい家庭や小規模チームに選びやすい構成です。複数端末からの共有や写真管理などを中心にし、2.5GbEを必要としない人に向きます。詳細はSynology DS223公式製品ページを確認してください。
高速LAN・SSD拡張を使うならAS5402T
AS5402TはIntel Celeron N5105、4GB DDR4(最大16GB)、デュアル2.5GbEポート、4基のM.2 NVMeスロットを備えます。PC側も2.5GbE対応にし、対応スイッチと配線をそろえると、1GbEを超える転送環境を構成できます。スペックを活かしたい人向けですが、設定の選択肢が多い分、運用を自分で調べられる人に向きます。仕様はASUSTOR AS5402T公式ページで確認できます。
2ベイNASの選び方
- 用途と同時利用者を決める:写真・書類の共有が中心か、動画編集・複数ユーザー利用もするかを整理します。
- ネットワーク速度を合わせる:1GbEは一般的な家庭の共有向け、2.5GbEは大容量転送を速めたい場合に検討します。NAS以外の機器も同じ規格に対応する必要があります。
- HDD容量とRAIDを決める:2台の容量やRAID構成によって使える容量は異なります。RAID 1は片方のドライブ故障に備える冗長化であり、誤削除・災害・本体故障に対するバックアップの代わりではありません。
- ドライブ互換性・保証を確認する:NAS対応HDDの型番、メーカーの互換性一覧、販売店保証を確認し、本体とドライブを別々に購入する場合は総額で比べます。
購入前に確認したい注意点
- NASキットはHDD別売の販売ページがあります。商品名・同梱品を確認してください。
- 2台のHDDを入れても、RAIDは独立したバックアップではありません。重要データはUSB HDDや別拠点のクラウドなどにも複製します。
- NASはネットワークにつないで継続運用する機器です。初期設定、更新、強固なパスワード、外部公開の制限を行ってください。
- 本体の対応ベイ数だけでなく、ドライブ互換性と最大容量は最新の公式情報を確認してください。
よくある質問
2ベイNASはHDDが2台必要ですか?
モデルや初期設定によりますが、まず1台で始めて後から増設できる機種もあります。冗長性を使う場合は2台を使った構成が必要で、対応するRAIDと容量の扱いを購入前に確認してください。
NASがあれば外付けHDDは不要ですか?
不要にはなりません。NAS本体や誤操作、災害に備え、重要データは別媒体・別の場所にも保存します。PCの持ち運び用ストレージを探している場合はノートPC向け外付けSSDの選び方も参考になります。
1GbEと2.5GbEはどちらを選ぶべきですか?
文書や写真を家庭内で共有するだけなら1GbEでも始められます。動画素材など大容量ファイルを頻繁に移すなら2.5GbEを検討しますが、PC・スイッチ・ケーブルも対応させる必要があります。
まとめ
初めてのファイル共有ならDS223j、基本性能に余裕を持たせるならDS223、高速LANとNVMe拡張を活用するならAS5402Tが候補です。購入時はHDD別売かどうかと互換性を確認し、RAIDとは別にバックアップを用意してください。USB-C周辺機器を含めた在宅ワーク環境を整える場合はUSB-C周辺機器ハブもあわせてご覧ください。

