配信で音量やループバックを手元で操作したいならヤマハ AG03MK2、歌や楽器を録音するシンプルな環境ならヤマハ UR12MK3、DAW中心で録音品質や付属ソフトを重視するならFocusrite Scarlett Solo(第4世代)が候補です。3製品は同じ「オーディオインターフェース」と呼ばれても、ミキサー機能と入力構成が異なります。用途に合う機種を選べるよう、公式仕様を基準に比較します。
この記事が向いている人・向いていない人
- 向いている人:PC配信、歌や楽器の宅録、ポッドキャスト用に初めて機材を選ぶ人
- 向いている人:入力数、ループバック、操作方法を比べて候補を絞りたい人
- 向いていない人:複数人のマイクを同時に録るため、2基以上のXLRマイク入力が必要な人
- 向いていない人:USBマイクをPCへつなぐだけで完結させたい人
オーディオインターフェースおすすめ3選の比較表
| 製品 | 機器のタイプ | 主な入力・配信機能 | 向いている用途 | 選ぶ前の注意点 |
|---|---|---|---|---|
| Yamaha AG03MK2 | 3チャンネルのライブストリーミングミキサー | マイク入力、フェーダー、ループバック、DSPエフェクト | 声・BGM・ゲーム音を扱うPC配信 | 録音専用機より机上の操作部が多く、設置場所を取る |
| Yamaha UR12MK3 | 2入力・2出力のUSBオーディオインターフェース | XLRマイク入力とHi-Z入力、ループバック、マイクミュート | 歌・ナレーション・ギターの宅録、シンプルな配信 | マイクを2本同時に接続する構成ではない |
| Focusrite Scarlett Solo(第4世代) | 2入力・2出力のUSBオーディオインターフェース | マイク入力と楽器入力、Airモード、ループバック | ボーカルやギターをDAWで録音する制作入門 | 配信ミキサーのような物理フェーダーや専用ループバック操作はない |
フェーダー操作とループバックを使ってPC配信を組み立てたい人向け。
配信と録音に必要な機能を備えた、コンパクトな2入力モデル。
歌やギターをDAWへ録音し、制作を始めたい人向け。
価格と在庫は販売店ごとに変わります。購入時は色、付属品、保証条件も商品ページで確認してください。特にUR12MK3とScarlett Soloはブラック/ホワイトや販売セットが混在するため、型番と色が合っているか確認してから選びます。
配信用ならYamaha AG03MK2
AG03MK2は録音だけに特化した箱型インターフェースではなく、3チャンネルのライブストリーミングミキサーです。メーカー仕様では、1本のマイクをつなぎ、フェーダーで音量を操作しながら、PC音声をループバックで配信へ送れます。DSPエフェクトも搭載し、配信中に音量や音声処理を調整したい人に向きます。
ゲーム音とマイクを配信ソフト上で細かく分けて扱うなど、PC側の音声ルーティングを優先する場合は、利用する配信ソフトとの設定方法も事前に確認してください。フェーダーや物理つまみを必要とせず、歌やギターの録音を中心にするなら、より小型のUR12MK3やScarlett Soloの方が机上を整理しやすいでしょう。
公式仕様:ヤマハ AG03MK2 製品ページ/仕様
配信中に手元でフェーダー操作をしたい人に。
録音と配信をシンプルにまとめるならYamaha UR12MK3
UR12MK3は2入力・2出力の小型モデルです。XLRマイク入力とHi-Z対応の楽器入力を備え、マイクとギターなどを接続できます。ループバック機能があるためPC音声を含めた配信にも使え、前面のミュート操作も可能です。メーカーは最大24bit/192kHz、Windows・Mac・iPhone・iPadへの対応を案内しています。
入力は「マイク用1系統+楽器用1系統」と考えると選びやすく、2本のXLRマイクを同時に録る用途には合いません。歌とギターを別々に録る、ナレーションや弾き語り配信を始める、といったシンプルな構成向けです。配信ミキサーのような大きなフェーダーはないので、物理操作を優先する人はAG03MK2を比べてください。
公式情報:ヤマハ UR12MK3 製品ページ
マイク1本と楽器入力を使った宅録や配信に。
DAWで歌やギターを録音するならScarlett Solo(第4世代)
Scarlett Solo(第4世代)は、マイク用のXLR入力とギターなどの楽器入力を備える2入力・2出力モデルです。Focusriteは第4世代Soloの機能としてAirモードとループバックを案内しています。録音時にAirモードを使い、ボーカルや楽器をDAWへ取り込みたい人に向きます。Auto GainとClip Safeは2i2/4i4の機能で、Soloには搭載されていません。
購入時は「Solo」と、マイクやヘッドホンが付属する「Solo Studio」を区別してください。ここで比較しているのはインターフェース単体のSoloです。AG03MK2のように配信音声を手元のフェーダーで操作する製品ではないため、配信中のミキサー操作を重視する人より、録音・編集を中心にする人向けです。
公式情報:Focusrite Scarlett Solo 製品ページ
DAWで歌や楽器の録音を始めたい人に。
オーディオインターフェースの選び方
配信の音を手元で調整したいか
配信中にマイクやBGMの音量を触りたいなら、フェーダーやミキサー機能があるAG03MK2が分かりやすい選択です。設定をPC側に寄せて入力を絞りたいなら、UR12MK3のループバックとミュート機能も確認しましょう。
同時に何を録るか
1本のマイクとギターを別入力に接続する用途ならUR12MK3またはScarlett Soloが候補です。マイクを2本使いたい、複数人を個別トラックで録りたい場合は、この3製品では入力数が不足するため、複数のマイクプリアンプを持つ上位モデルを探してください。
録音中心か、配信中心か
歌やギターをDAWへ録って編集するならScarlett Solo、配信中の操作性ならAG03MK2、録音とループバック配信を小型の機材で行うならUR12MK3という分け方が目安です。いずれも音質だけでなく、入力数と配信時の操作方法で比較すると選びやすくなります。
購入前に確認したいこと
- 使っているPCやスマートフォンのOS、USB端子、必要な接続ケーブル
- コンデンサーマイクを使う場合のファンタム電源対応と、マイク側の必要電源
- ヘッドホン端子の形状と、手持ちのヘッドホンがそのまま接続できるか
- 販売ページの商品名が本体単体か、マイク・ヘッドホン付きセットか
- 配信ソフトやDAWで入力・出力デバイスを指定する設定
PCのマイクそのものや設置場所も整えたい場合は、ゲーミングマイクの選び方も参考になります。USB-C接続の周辺機器をまとめて揃えるなら、USB-C周辺機器の選び方ガイドから必要な機器を確認できます。
よくある質問
オーディオインターフェースがあれば配信できますか?
マイク音声をPCへ入力できますが、配信ソフト側で入力デバイスを選び、音量やモニターを設定する必要があります。ゲーム音とマイク音の扱いは機種やソフトで異なるため、ループバックの有無も確認してください。
初心者にはどれが扱いやすいですか?
操作つまみを使って配信したい人はAG03MK2、機能を絞った録音環境を作りたい人はUR12MK3またはScarlett Soloが候補です。使いたいマイクと楽器を何台つなぐかを先に決めると、必要な入力数が見えてきます。
歌とギターを同時に録音できますか?
マイク用入力と楽器用入力を備えたUR12MK3やScarlett Soloは接続候補になります。ただし実際の同時録音設定や各入力の仕様は、購入前にメーカーの接続説明とDAWの設定方法を確認してください。
まとめ:必要な操作と入力数で選ぶ
- 配信中のフェーダー操作やミキサー機能を重視:Yamaha AG03MK2
- 小型で、マイクと楽器の録音・ループバック配信をまとめたい:Yamaha UR12MK3
- 歌やギターをDAWで録音し、Airモードも使いたい:Focusrite Scarlett Solo(第4世代)
購入時は型番と色、セット内容、販売店の在庫・保証条件を販売ページで確認してください。2本以上のマイクを同時に使う予定なら、入力数の多い別モデルを選ぶ方が安心です。
フェーダーとループバックを使う配信構成に。
録音と配信をコンパクトに始める人に。
ボーカルやギターのDAW録音を始める人に。

