パソコンやレコーダーの映像を、テレビとモニターの両方に同時に映したいときに使うのがHDMI分配器です。選ぶポイントは、2台の画面が同じ解像度かどうか。2画面とも同じ映像を映すだけなら「400-VGA016」、4K画面とフルHD画面を組み合わせるなら出力2を変換できる「400-VGA030」が候補です。
この記事ではサンワサプライ公式の仕様をもとに2機種を比較します。HDMI分配器は画面を拡張する機器ではなく、1つの映像を複製する機器です。別々の画面を表示したい場合は、パソコン側の映像出力やドッキングステーションを確認してください。
HDMI分配器おすすめ2機種を比較
| 製品 | 向いている使い方 | 主な仕様 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| サンワサプライ 400-VGA016 | 同じ解像度のテレビ・モニターに同じ映像を出す | 最大4K/60Hz、HDR、HDCP 2.2、ACアダプター付属 | 2画面に同じ信号を出力。接続先は同じ解像度・対応モードが必要 |
| サンワサプライ 400-VGA030 | 4K画面とフルHD画面など、解像度の異なる2画面へ出す | 最大4K/60Hz、HDR10、HDCP 1.4/2.2、USB-C給電、約78g | 出力1に4K対応画面を接続。出力2のみダウンスケール |
用途別に選ぶ目安
- 同じ映像を会議室のモニターとプロジェクターへ出したい:400-VGA016
- 4KテレビとフルHDモニターに同時出力したい:400-VGA030
- 2画面に別々の作業画面を表示したい:分配器ではなく、PCの複数映像出力や対応ドックを検討
接続先の解像度がそろっていて、接続の簡単さを優先する人向け。
4KとフルHDなど、異なる解像度の画面をつなぐ人向け。
400-VGA016|同じ解像度の2画面にシンプル出力
400-VGA016は、1つのHDMI入力を2つに分け、2台のディスプレイへ同じ映像を出力する分配器です。メーカー公称の最大対応は4096×2160・60Hz。HDRとHDCP 2.2にも対応し、ACアダプターが付属します。会議室でプロジェクターと手元の画面に同じ資料を表示する、またはテレビとモニターで同じ再生映像を見る用途に向きます。
2出力は同じ信号になるため、異なる解像度の画面を接続すると低い側に合わせた表示になる場合があります。購入前に両方の画面が共通で対応する解像度・リフレッシュレートを確認しましょう。仕様はメーカー公式商品ページで確認できます。
型番が400-VGA016であることを確認してから販売ページへ進んでください。
400-VGA030|解像度が違う2画面をつなぎたい人向け
400-VGA030は、出力2にダウンスケーラーを搭載。メーカーの取扱説明書では、4K/60Hzの映像を出力1の4K対応ディスプレイへ送りながら、出力2をフルHDに変換して表示する使い方が案内されています。テレビが4K、手元のサブモニターがフルHDといった組み合わせを検討するときに候補になります。HDR10およびHDCP 1.4/2.2対応、USB-C給電、ケーブル込み約78gです。
接続順に注意してください。出力1には4K対応画面を接続し、ダウンスケールした映像を出す画面は出力2につなぎます。全ての機器・ケーブル・コンテンツの組み合わせで動作が保証されるわけではないので、詳細はメーカー公式取扱説明書で確認してください。
商品ページで型番400-VGA030と給電方法を確認してください。
HDMI分配器を選ぶ前に確認したい3点
- 複製表示か拡張表示か:分配器は同じ映像を2画面に映します。画面ごとに別の作業領域を使いたい場合は、パソコンの複数画面出力やUSB-Cドックを確認してください。
- 解像度とリフレッシュレート:入力機器・分配器・2台の画面・HDMIケーブルが、使いたい映像モードに対応しているか確認します。4K/60Hzを使うなら経路全体での対応が必要です。
- HDCPと接続順:著作権保護コンテンツでは、再生機器から画面までの対応状況が影響します。400-VGA030は出力1側の接続条件も説明書で確認してください。
複数の入力機器を1台のテレビへ切り替えてつなぐ製品はHDMI分配器ではなくHDMI切替器です。用途がそちらならHDMI切替器の選び方を、USB-Cポートを増やして周辺機器をまとめたいならUSB-C周辺機器のまとめ方も参考にしてください。
まとめ
同じ解像度の画面へ同じ映像を出すなら、ACアダプター付きの400-VGA016。4K画面とフルHD画面を組み合わせたいなら、出力2のダウンスケーラーを備えた400-VGA030が選択肢です。どちらも画面を複製する機器なので、購入前に「複製でよいか」「画面の対応解像度」「HDCPの条件」を確かめ、価格と在庫は販売ページで確認してください。
今回の用途に合わせて、接続する2画面の解像度と出力端子を先に確認しましょう。

